カナリアを放し飼いにできる?安全に部屋で遊ばせるコツ

2025/02/03
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カナリア

カナリアは基本的にケージ内で飼育されることが多いですが、部屋の中で放して自由に飛ばせることも可能です。ただし、カナリアはインコやオウムと違って手乗りになりにくく、人に慣れにくい性質があります。そのため、安全に放し飼いするためには注意が必要です。


1. 放し飼いのリスクとメリット

✅ 放し飼いのメリット

  • 運動不足を防げる:飛ぶことで健康維持やストレス解消になる。
  • 筋力がつき、羽ばたきが上達する:ケージ内だけでは十分に羽を使えないため、飛ぶ力が強くなる。
  • 好奇心を刺激できる:周囲の環境を探検することで、刺激を受け、知的好奇心が育まれる。

⚠️ 放し飼いのリスク

  • 事故の危険:窓やドアが開いていると外に逃げてしまう。
  • 家具や電化製品によるケガ:天井のファン、鏡、ガラス、コードなどに衝突したり、噛んだりしてしまう。
  • フンの問題:家具や床が汚れやすくなる。
  • 捕まえるのが難しい:カナリアは人の手に慣れにくいため、ケージに戻すのが大変なことがある。

2. 家の中での安全な環境づくり

✅ 安全な部屋を準備する

  • 窓・ドアは必ず閉める:少しの隙間からでも逃げる可能性があるため、完全に閉じる。
  • カーテンやブラインドを閉める:透明なガラスに気づかず衝突するのを防ぐ。
  • 観葉植物や有害なものを片付ける:カナリアにとって有毒な植物(ポトス、ユリなど)や、誤飲しそうな小物を撤去する。
  • 鏡やガラス面を覆う:自分の姿を他の鳥と勘違いし、興奮してぶつかることを防ぐ。

✅ 放す前の準備

  • 最初は狭い部屋で慣れさせる:広すぎるとパニックになりやすいので、最初は小さめの部屋で試す。
  • ケージの位置を覚えさせる:放す前に、ケージを部屋の目立つ場所に設置し、戻りやすいようにする。
  • 慣れた止まり木を設置:部屋の中にもケージ内と同じ止まり木を設置すると、安心して止まることができる。

✅ 戻すための工夫

  • 放す時間は短めに:最初は10~15分程度にし、慣れてきたら少しずつ延ばす。
  • 餌で誘導する:ケージの中に好物の餌を置き、自然に戻るように促す。
  • 暗くしてケージに誘導:部屋を少し暗くすると、カナリアは落ち着いて元の場所に戻りやすくなる。

まとめ

カナリアを放し飼いにすることは可能ですが、安全対策をしっかりと行う必要があります。短時間の飛行練習を取り入れながら、事故を防ぎつつ健康的に過ごせる環境を整えていきましょう。