水槽のコケ対策!発生原因と簡単な掃除方法を解説
2025/02/12

水槽のコケは、放っておくとどんどん増えて景観を損なうだけでなく、水質悪化の原因にもなります。
本記事では、コケの発生原因・掃除の方法・発生を防ぐコツ を詳しく解説します!
1. 水槽にコケが生える原因
コケが発生する主な原因は 栄養(リン酸・硝酸塩)と光 です。
以下のような条件が揃うと、コケが繁殖しやすくなります。
✅ 原因①:光の当たりすぎ(照明時間が長い)
- 1日 10時間以上 照明をつけている
- 直射日光が当たる場所に水槽を設置している
✅ 原因②:栄養(リン酸・硝酸塩)の過剰
- 魚のフンや餌の食べ残しが分解され、コケの栄養分になる
- 水換えが少ないと、水槽内の栄養が蓄積してコケが増える
✅ 原因③:フィルターのろ過能力不足
- ろ過フィルターが目詰まりし、コケの栄養が水中に残る
- 過密飼育で、魚の排泄物が多すぎる
✅ 原因④:水草やバクテリアの働きが弱い
- 水草が少ないと、コケと競合する栄養を吸収できず、コケが繁殖しやすくなる
- バクテリアが不足すると、栄養分が分解されず、コケの成長を助けてしまう
2. コケの種類と対処法
① 緑色のコケ(緑藻)
✅ 特徴:ガラス面や流木に付着しやすく、比較的掃除しやすい
✅ 対処法:スポンジやスクレーパーで拭き取る
② 茶色のコケ(珪藻)
✅ 特徴:新しい水槽や光が弱い環境で発生しやすい
✅ 対処法:水換えを増やし、照明を適切な時間に調整
③ 黒髭コケ(黒藻)
✅ 特徴:流木やフィルターに生えやすく、しぶとい
✅ 対処法:ヤマトヌマエビやフライングフォックスなどのコケ取り生体を導入
④ 糸状コケ(糸状藻)
✅ 特徴:長い糸のように伸びるコケで、水草に絡みつく
✅ 対処法:水草の栄養を調整し、エビやオトシンクルスを導入
3. コケの簡単な掃除方法(初心者向け)
✅ ガラス面のコケ掃除
必要な道具
- スクレーパー(ガラス用スポンジでもOK)
- マグネットクリーナー(外から動かして掃除できる)
🔹 掃除の手順
- 水槽の水を汚さないよう、そっとスクレーパーでこすり取る
- 落ちたコケをプロホースやスポイトで取り除く
- 残ったコケは水換えで排出
✅ 底砂のコケ掃除
必要な道具
- プロホース(底床クリーナー)
- 掃除用ブラシ
🔹 掃除の手順
- プロホースを使い、砂利の中の汚れを吸い取る
- コケがついた砂利は、取り出して軽く洗う(洗いすぎるとバクテリアが減るので注意)
- ひどい場合は、部分的に新しい砂利と交換
✅ 流木・石・アクセサリーのコケ掃除
必要な道具
- 歯ブラシやスポンジ
- 熱湯消毒(必要に応じて)
🔹 掃除の手順
- 歯ブラシでこすってコケを落とす
- ひどい場合は、取り出して熱湯をかける(ただし水質が変わる可能性があるので注意)
- しぶとい黒髭コケには、スポイトで少量の木酢液や酢を塗る
4. コケの発生を防ぐコツ(予防策)
✅ ① 照明の時間を管理する
- 1日 6~8時間以内 に設定する(タイマーを使うと便利)
- 直射日光が当たらない場所に水槽を設置
✅ ② 水換えをこまめに行う
- 1~2週間に1回、水の1/3を交換 する
- フィルターの掃除はバクテリアを残しつつ行う
✅ ③ コケ取り生体を導入する
コケ取りの名人を入れることで、自然にコケを減らすことができます!
コケ取り生体 | 特徴 |
---|---|
ヤマトヌマエビ | 食欲旺盛で緑藻や糸状コケを食べる |
ミナミヌマエビ | 小型で水草水槽向き |
オトシンクルス | ガラス面のコケをよく食べる |
フライングフォックス | 黒髭コケを食べる |
サイアミーズ・フライングフォックス | 糸状コケを食べる |
✅ ④ 水草を増やしてコケと競争させる
- 成長の早い水草(ウィローモス、アヌビアスなど)を入れると、コケの栄養を吸収し、発生を抑えられる
- 液体肥料を使うときは、適量を守る
✅ ⑤ フィルターのメンテナンスをする
- 1~2か月に1回、ろ材を軽くすすぐ(水槽の水で洗う)
- ろ材を交換する場合は 一度に全部変えず、半分ずつ交換 する
5. まとめ:コケ対策は「適切な管理」と「掃除の習慣」がカギ!
🔹 光を当てすぎない(照明は1日6~8時間)
🔹 水換えを定期的に行い、栄養を溜めない
🔹 コケ取り生体を上手に活用する
🔹 こまめに掃除して、コケの増殖を防ぐ
ちょっとした工夫で水槽のコケは減らせます!
綺麗な水槽を保って、美しいアクアリウムを楽しみましょう🐠✨