デグーのストレスサイン|体調不良を見抜くポイント

2025/02/18
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デグー

デグーはとても賢く、感情表現が豊かな動物ですが、ストレスに弱い一面もあります。ストレスを溜めると、体調不良や問題行動につながることがあるため、早めにサインを見抜いて対処することが大切です。

この記事では、デグーがストレスを感じたときに見せる行動や仕草、そしてストレスの原因・解消方法について詳しく解説します。


1. デグーのストレスサインとは?

デグーがストレスを感じると、行動や体調に変化が現れます。以下のサインを見逃さないようにしましょう。

① 落ち着きがなくなる(そわそわする)

ケージの中をずっと動き回る
異常に回し車を回す(過剰な運動)
ケージの金網をかじる

💡 原因

  • ケージが狭い
  • 運動不足
  • 生活環境の変化(引っ越し・レイアウト変更)

🔹 対策

  • 放し飼いの時間を増やす
  • かじれる木や遊び道具を用意する

② 攻撃的になる(噛む・威嚇する)

手を出すと噛む・威嚇の声を出す
仲間のデグーとケンカする
普段はおとなしいのに急に怒る

💡 原因

  • 人間や他のデグーに対する警戒心が強くなっている
  • 急に触られるのが怖い
  • 環境の変化にストレスを感じている

🔹 対策

  • 無理に触らず、優しく声をかける
  • 仲間とケンカが増えたら、一時的にケージを分ける

③ 鳴き声が変化する(警戒・不安のサイン)

デグーの鳴き声は感情を表しますが、ストレスを感じると特定の鳴き方をすることがあります。

「キッキッ」と短く鳴く(警戒音)
「ギャッ」と鋭く鳴く(怒り・驚き)
「ピーピー」と弱々しく鳴く(不安・寂しさ)

💡 原因

  • 突然の物音や振動に驚いた
  • 寂しさや不安を感じている
  • 触られたくない気分

🔹 対策

  • ケージを静かな場所に置く
  • スキンシップを増やすが、嫌がるときは無理に触らない

④ 自分の毛をむしる・脱毛がある

自分の毛をかじる・抜く
特定の場所の毛が薄くなっている
仲間のデグーの毛をむしる(グルーミングではなく強くかじる)

💡 原因

  • 強いストレス(ケージの環境が合わない、寂しい)
  • 皮膚病の可能性(湿度が高い・汚れた環境)
  • 栄養不足(ミネラル・ビタミン不足)

🔹 対策

  • ケージのレイアウトを見直し、安心できる隠れ家を作る
  • ストレス発散のためにおもちゃを増やす
  • 食事の栄養バランスを見直す

⑤ 食欲が落ちる・体重が減る

ペレットや牧草を食べなくなる
おやつにも興味を示さない
体重が急に減少する

💡 原因

  • 不正咬合(歯のトラブル)
  • 環境の変化にストレスを感じている
  • 病気の可能性(消化不良・内臓疾患)

🔹 対策

  • 食欲が落ちたら、すぐに動物病院へ
  • 温度管理を徹底し、快適な環境を作る

2. デグーがストレスを感じる原因とは?

デグーがストレスを感じる原因は、大きく分けて5つあります。

ストレスの原因具体例対策
環境の変化引っ越し・ケージの移動徐々に慣れさせる
生活リズムの乱れ夜間の騒音・明るい部屋静かな環境を作る
運動不足ケージが狭い・回し車がない放し飼いの時間を作る
仲間との相性新しいデグーとの同居徐々に慣れさせる
病気や体調不良食欲不振・脱毛早めに病院へ行く

3. ストレスを減らすための5つの工夫

① 静かで落ち着いた環境を作る

デグーは大きな音や振動に敏感なので、ケージを置く場所を工夫しましょう。
テレビやスピーカーの近くに置かない
直射日光を避け、温度変化が少ない場所を選ぶ

② たっぷり遊ばせて運動不足を解消

運動不足がストレスの原因になることもあります。
1日1時間程度、部屋の中で放し飼いをする
ケージの中にトンネルやかじり木を設置

③ スキンシップの頻度を調整する

デグーはスキンシップを好みますが、個体差があります。
手からおやつをあげて距離を縮める
無理に触らず、嫌がるときはそっとしておく

④ 食事のバランスを整える

栄養不足もストレスにつながるので、食事の内容を見直しましょう。
牧草・ペレット・新鮮な野菜をバランスよく与える
おやつの与えすぎに注意(糖分の多い食べ物はNG)

⑤ 温度・湿度管理を徹底する

デグーは暑さ・寒さに弱いので、適温を保ちましょう。
夏場は26℃以下、冬場は20℃以上をキープ
湿度40~60%を目安に調整する


4. まとめ|ストレスサインを早く見抜いて健康管理を!

デグーの行動や鳴き声の変化をチェックする
ストレスの原因を特定し、適切に対処する
安心できる環境・適度なスキンシップ・運動を取り入れる

デグーがストレスなく健康に過ごせるよう、日々の観察とケアを大切にしましょう!