トカゲの種類によって餌や食事の習慣は変わるの?
2025/01/20

トカゲの種類によって餌の種類や食事の習慣が大きく異なります。トカゲは基本的に以下の3つの食性に分類され、それに応じて適切な餌を用意する必要があります。
1. 肉食性のトカゲ
主に昆虫や小動物を食べる種類です。野生では生きた餌を捕まえる習性があります。
- 主な種類:
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)
- クレステッドゲッコー
- エボシカメレオン
- コーンスネーク(ヘビですが、関連としてよく挙げられます)
- 主な餌:
- コオロギ、デュビアローチ(ゴキブリの一種)
- ミルワーム、シルクワーム
- フタホシコオロギ(栄養価が高い)
- ピンクマウス(大型肉食種の場合)
- 注意点:
- 生き餌が必要な場合が多く、冷凍や乾燥昆虫では食いつきが悪いことがあります。
- 餌にはカルシウム剤を振りかけて栄養バランスを整えましょう。
2. 草食性のトカゲ
野菜や果物を中心に食べる種類で、飼育の際には鮮度の良い餌を用意します。
- 主な種類:
- グリーンイグアナ
- アルマジロトカゲ
- リクガメ(トカゲではありませんが、似た飼育方法を持ちます)
- 主な餌:
- リーフレタス、ケール、チンゲンサイ
- カボチャ、ズッキーニ
- 果物(リンゴ、バナナ、パパイヤなど)を少量
- 市販のリクガメフード(草食性用ペレット)
- 注意点:
- 与えすぎると肥満になるため、果物は控えめに。
- 野菜はバリエーションを持たせ、栄養の偏りを防ぐことが重要。
3. 雑食性のトカゲ
昆虫と植物をバランスよく食べる種類です。トカゲ飼育の中では多く見られる食性です。
- 主な種類:
- フトアゴヒゲトカゲ
- ブルーテングトカゲ
- 主な餌:
- 昆虫(コオロギ、ワーム類)
- 野菜(カボチャ、ニンジン、ほうれん草)
- 果物(バナナ、イチゴ、ブルーベリーなど)
- 市販のフトアゴヒゲトカゲ専用フード
- 注意点:
- 若い個体は昆虫中心、成長した個体は植物中心に切り替えます。
- 昆虫には必ずカルシウムパウダーを振りかけます。
トカゲの餌選びのポイント
- 食性の確認: 飼うトカゲの食性を事前に調べることが重要です。
- 栄養バランス: カルシウムやビタミンD3の補給が骨の健康維持に欠かせません。
- 餌のサイズ: 餌はトカゲの頭の幅より小さなサイズを選びましょう。大きすぎると消化不良の原因になります。
- 生き餌の確保: 生き餌を必要とする場合、昆虫を購入または繁殖させる準備が必要です。